採用お役立ち情報 2022.04.15
中途採用ナビサイトの選び方&おすすめ15選
中途採用ナビサイトの選び方とおすすめのナビサイト15選を紹介します。
CONTENTS
中途採用ナビサイトとは?
中途採用の様々な情報が掲載されているナビサイト。全国の求人情報を網羅した大型サイトや、専門職種の求人情報を掲載したタイプのサイトなど、さまざまなサイトが運営されています。
大きく分類すると、
■求人広告として、掲載枠を購入するタイプ(先行投資型)
■採用が決定した際に、料金を支払うタイプ(成果報酬型)
■先行投資も成果報酬も必要としないタイプ(ニーズに応じて利用料が発生するタイプ)
の3種が代表的です。
また、「スカウト機能」に代表される“ダイレクトリクルーティング機能”を持つ中途採用ナビサイトもあり、求人情報を掲載するだけではなく、求職者に直接アプローチできる〝攻めの採用”ができ、活躍できる人材の採用を目指せます。
人材紹介(エージェント)やSNS、縁故(リファラル)など、採用手法が多岐にわたるなかで、中途採用ナビサイトを効率的に使うためのポイントや、おすすめの媒体を紹介します。
中途採用ナビサイトを活用するタイミング
1. 未経験者採用
「第二新卒」などの若い世代が多く利用するナビサイトは、経験の有無を問わないポテンシャル重視の採用にマッチしやすいです。また、様々な職種が掲載されているサイトは、その分多くの求職者が集まりやすく、掲載情報を見てもらえるチャンスがあります。
2. 経験者採用
新卒採用とは異なり、求める経験やスキルが明確な中途採用。一定の経験やスキルを持つ人材をターゲティングしやすい面もあります。IT/Web・福祉・建設など業種特化型のナビサイトもあり、業界内で信頼されているサイトも。よりマッチする人材にアプローチできます。
3. 大量採用
多くの人員を採用する場合には、登録ユーザー数の多いサイトが強みを発揮します。コスト面を考えた際には、採用者一人あたりの費用が高くなる成果報酬型サイトや人材紹介よりも、安価で済む場合が多いです。
4. 人気職種の採用
事務職(オフィスワーク)や営業職など、比較的人気の高い傾向がある職種での採用時には、多くの求職者から応募が集まります。よりマッチする方と出会うための母集団形成にも、ナビサイトは有用です。
中途採用ナビサイトのメリット&デメリット
ナビサイトの利用を検討する際に、考えられるメリットとデメリットについて見てみましょう。
◎メリット
■全国各地の募集に対応する大型のナビサイトは、登録者数が多いため、募集記事を見てもらえるチャンスが高まる。
■業界や職種特化型のナビサイトも多数あるため、求める人材にアプローチしやすい。
■「スカウト機能」のあるナビサイトでは、ターゲットや採用要件を設定して企業側から登録者にメールやダイレクトメッセージ(DM)の送付が可能。現在転職を考えていない(=将来は転職を視野に入れている)潜在的な転職希望者にも、自社の存在をいち早く知ってもらえる。
※スカウト機能を使う際には、料金・登録者情報(特にレジュメ)を確認できるか・配信できる通数・サポート体制など、詳細の事前確認を忘れずに行いましょう。
△デメリット
■商談~打ち合わせ~取材~原稿制作~原稿内容の確認…など、実際に記事が掲載されるまでに複数のプロセスが発生。普段の業務に加えて、対応する時間を割く必要あり。
■多数の企業が掲載しているため、プランや検索条件次第では自社の求人情報が埋もれてしまい、求職者に見つけてもらえない可能性がある。
■求人広告として掲載枠を購入する先行投資型のナビサイトの場合、求職者からの応募がなくても事前に費用が発生する。
中途採用ナビサイトを選ぶ3つのポイント
1. 採用したい人材のターゲットを明確にしよう
まずは、採用担当者や配属部署の担当者と、採用したい求職者の理想像やターゲットをすり合わせておきましょう。
・どんな仕事や任せていくか
・担ってほしい役割(や成果)
・年代
・必要な経験やスキル(歓迎するものも含めて)
・募集ポジションにマッチしそうな価値観や考え方
・自社で活躍できるタイプ
これらを考え、譲れない点を考慮して優先順位をつけます。
2. ターゲットに適したサイトを検討しよう
中途採用ナビサイトには、それぞれ特徴があり、得意とする年代・性別・業種・職種などが異なります。
例
・若手世代の採用に強い
・経験やスキルが高いハイクラス層の採用に強い
・女性の採用に特化している
上記のようなナビサイトの特徴を踏まえて、【1】で検討したターゲットに合ったサービスを検討すると良いでしょう。
3. 最適な募集記事をつくろう
専任のライターが取材し、募集原稿を制作するサービスも多々あります。とは言え、取材時のコミュニケーション次第で出来上がる原稿の内容も変わっていくものです。
もちろん、目指すのは採用成功につながる原稿の制作。貴重な時間と大切な費用を活かしきるためにも、しっかりと取材者に回答できる準備をしておきましょう。
※原稿の改善や修正が可能か(可能な場合は有料か無料か)も、併せて事前に確認しましょう。
それでは、代表的な中途採用ナビサイトをいくつかご紹介していきましょう。
《タイプ1》全国の求職者が登録するナビサイト
マイナビ転職(運営企業:株式会社マイナビ)
掲載件数:15285件(2022/4/14)
会員数:約635万人
◎転職意欲の高い20~30代がメインに登録。3ヶ月以内に転職を希望する会員が70%。
◎全国60ヶ所以上の拠点を置き、都市圏採用&エリア型採用双方に強み。
◎従業員数50名以下31%・50名~100名15%が掲載しており、中小企業の掲載も多数。
◎115業種×379職種から検索が可能で、想定するターゲットに訴求しやすい。
【ファニプロ採用担当者の声】
「マイナビ転職編集部より」として、取材担当の方が第三者目線でコメントを記載しており、求職者にとって参考になる情報を発信できていると思います。
リクナビNEXT(運営企業:株式会社リクルート)
掲載件数:58508件(2022/4/14)
会員数:約1043万人
◎20代~40代の幅広い年代から支持を獲得。中途採用ナビサイトとして高い知名度を誇る。
◎35歳以下の登録者は68%。新規会員登録は毎月平均10万人ペースと登録者数を伸ばす。
◎直接応募型のナビサイトとして、多数の求人が掲載。
◎ダイレクトメール送信対象者数が473万人。求職者との接点を築きやすい。
エン転職(運営企業:エン・ジャパン株式会社)
https://employment.en-japan.com/
掲載件数:6687件(2022/4/14)
会員数:約900万人
◎第二新卒のフレッシュな人材や10年以上の経験者など、様々な「若手」にアプローチできる。
◎35歳以下の登録者は71.9%。
◎「入社後の定着」を見据えた情報発信の先駆け。ポジティブ情報のみならず、仕事の厳しさや向いていない人といった情報も記載するなど、離職理由となりやすい入社前後のギャップを防ぐ記事内容から採用をサポートしている。
doda(運営企業:パーソルキャリア株式会社)
掲載件数:131080件(2022/4/14)
会員数:約665万人
◎求人広告や人材紹介など様々なサービスを連携し、幅広い業界や職種の求職者が多数登録。
◎20歳~34歳の登録者が約70%
◎業界専任の制作担当が、ノウハウとデータを活用して募集原稿を制作
◎選考の進め方や面接内容についてもアドバイスを送るなど、サポート体制も充実
《タイプ2》ダイレクトリクルーティング型ナビサイト
ビズリーチ(運営企業:株式会社ビズリーチ)
会員数:152万人以上
◎ハイクラス人材の採用に特化し、独自の審査を通過した人材のみが登録。即戦力人材とのマッチが期待できる。
◎利用企業1万9000社以上のうち、従業員数100名以下が45%。ベンチャー・スタートアップから大企業まで様々な規模の企業が導入。
◎50以上の業種×100以上の職種からなる国内最大級の人材データベースを持ち、ミスマッチの少ない採用が実現。
キャリアトレック(運営企業:株式会社ビズリーチ)
◎ハイクラス/エグゼクティブ人材の採用に強みを持つ株式会社ビズリーチが運営。
◎ビズリーチ同様に、優れたデータベースから採用ポジションにフィットする求職者を抽出。マッチ度の高い方に求人をレコメンドできる。
◎新規会員登録者の70%以上が20代。20代の優秀な人材が多く、すでにマネジメントを経験した方や次世代リーダー候補の採用に力を発揮する。
Green(運営企業:株式会社アトラエ)
掲載件数:4185企業29065件(2022/4/14)
◎利用企業は8000社以上。IT/Web系人材の経験者採用に強み。エンジニア、デザイナーなどのIT人材が登録者のうち60%以上。
◎登録者の65%が25歳~35歳。若手の経験者採用も期待できる。
◎成功報酬は採用エリアにより異なり、一律30万円~90万円と分かりやすい料金体系。
◎募集記事の掲載期間や掲載数は無制限。
type(運営企業:株式会社キャリアデザインセンター)
掲載件数:2740件(2022/4/14)
利用者数:約350万人
◎IT・Webエンジニア・通信系の求人が多数を占める。
◎登録ユーザー数のうち、20代~30代が65%。業界初となるAIマッチング機能を導入し、マッチする人材と効率的に接点を築ける。
◎同時に2職種まで掲載可能。「若手&ベテラン」「A職種&B職種」など、別ターゲットの求人を同時掲載する際に便利。
◎これまで1000件以上のプロジェクトで採用を支援した「おまかせダイレクトリクルーティングプラン」は、採用成功率90%以上。
《タイプ3》女性の採用に特化したナビサイト
女の転職type(運営企業:株式会社キャリアデザインセンター)
掲載件数:2217件(2022/4/14)
利用者数:約157万人
◎登録者数の99.9%が女性。うち正社員・契約社員として働いている方が65%と、長期的なキャリア形成を臨む女性が数多く利用している。
◎利用者は様々な職種の方々が登録。事務・経理・人事系(36.5%)、サービス・販売系(28.8%)、営業・企画・マーケティング系(14.2%)など。
◎女性の転職希望者に向け、訴求できる原稿を制作。
◎利用者情報が充実しており、書類選考がしやすい。
LIBZ(運営企業:株式会社LiB)
◎現在まで1500社以上が利用。登録者のスキルと会社の風土の2軸からマッチングする機能から、採用成功を目指す。
◎国内最大級の即戦力女性プラットフォームを持ち、ハイクラス人材の採用に強み。
◎ターゲットリストやスカウト文面を無料で作成。〝採用のプロ”がスカウト送信業務をすべて代行するなど、サポート体制が充実。
◎成果報酬型で、求人掲載数の上限なし。
しゅふJOB(運営企業:株式会社ビースタイル メディア)
掲載件数:100900件(2022/4/14)
年間利用者数:991万人以上
◎「主婦のためのお仕事検索」に特化し、これまで12年間の運営実績あり。大手企業から中小企業まで、導入実績は2万2000社以上。サポート体制も充実。
◎検索サイトにおいて「主婦 パート 探し」と検索すると1ページ目に登場するなど、特化型サイトとしての認知度を高める。
◎サイト登録者の81%が正社員経験あり。今後も週3~5日以上の勤務を希望する方も多く、意欲ある人材の採用が期待できる。
◎応募課金型・掲載課金型・採用課金型とニーズに合ったプランあり。掲載原稿の作成も自分か代行を選択可能(なお、公開後の修正相談はいつでも無料)。
とらばーゆ(運営企業:株式会社リクルート)
https://toranet.jp/t/r/T100010s.jsp
掲載件数:2125件(2022/4/14現在)
◎女性向け採用サイト運営の豊富な実績を持ち、女性ならではの志向や条件、ライフスタイルに合った職場を探せる独自の検索軸を設置。
◎登録者数は97%が女性で、20歳~34歳がメイン(24歳以下23%/25~29歳23%/30~34歳14%)。
◎現在もしくは直前の雇用形態が正社員54%/契約社員8%と多く、今後も長く働きたい意向を持つ求職者が多い。
◎サイトと連動した、美容・ファッション・看護領域の専門サイトもそれぞれ運営。経験ある方にもアプローチしやすいサービスづくりを目指している。
《タイプ4》「共感型」「20代特化型」のナビサイト
Wantedly(運営企業:ウォンテッドリー株式会社)
掲載社数:3万7000社
登録者数:300万人
◎SNS型のサイト構成で「ビジョン」「ミッション」「価値観」を軸とした、共感からのマッチング(=採用)を目指している。その分、やりがいを持って働きたい方とのマッチが期待できる。
◎成果報酬はかからず、掲載記事数も無制限。
◎募集やストーリー記事を気軽に情報発信でき、採用広報によるファンづくりやブランディングにも役立つ。スカウト機能からメッセージを送付した際にも、返信率20%と高い数字。
【ファニプロ採用担当者の声】
カジュアル面談からスタートできるので、求職者とざっくばらんにコミュニケーションをとれる点が良いです。心理的なハードルが下がる分、お互いをよく知れます。
また、勤務条件で他社と差をつけられない場合は、価値観や社風など「想い」の部分を伝えることで共感してもらいやすいことが、良い点だと思います。
Re就活(運営企業:株式会社学情)
掲載件数:10569件(2022/4/14)
登録者数:180万人
◎登録者の92.5%が20代で、うち84%が社会人経験あり。
◎登録者の65%が初めて転職を検討中。ポテンシャルを秘めた第二新卒など、若い世代の採用に強みあり。
◎中堅・中小・ベンチャー企業も数多く利用中。20代向けのキャリアアップイベント「転職博」とのセットプランもあり、Re就活と転職博を合わせて利用社数は2万社を突破。
利用者多数の「求人検索エンジン」もチェック
Indeed(運営企業:Indeed Japan株式会社)
国内月間利用者数:のべ毎月4220万人以上
◎幅広い雇用形態や業種の求人情報を検索できる「求人検索エンジン」の代表的存在。
◎キーワードと勤務地を入力するだけで検索可能と、求職者を第一に考えたシンプルなサイト構成から利用者数を増やす。スマートフォンアプリも使いやすい。
◎検索エンジン機能のほか、求人情報の無料掲載も可能。初期費用・期間掲載費・成功報酬はゼロ。多くの人材から応募が欲しい場合は、有料オプションを利用することで多くの応募者にアプローチできる。
◎CMなどPRにも力を入れ、認知度アップ。サイトを利用する企業は17万社以上、月間に追加される求人件数は約280万件。
まとめ
中途採用では、多くの求職者がナビサイトによる情報収集を行います。近年はエージェントを利用する求職者も増えましたが、並行してナビサイトに登録して活動を繰り広げる場合がほとんどです。
ナビサイトを選ぶ際には、欲しい人材(=ターゲット)をまずは考えていきましょう。採用要件が「どんな人材がほしいのか?」を考えることで、様々な種類がある中途採用ナビサイトから最適なサービスを検討できます。
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