元々人事を務めていた吉澤さんの転職にかけた思い。現在は広報・WEBマーケティング担当として活躍中!
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こんにちは!ファニプロの吉澤と申します。
今年の9月に中途入社し、現在は業務全般のアシスタントとして
WEB、映像、その他色々と関わらせていただいております。
入社して約3ヶ月、前職とは全く異なる環境で、
知識や経験がまだまだ追いつかず、焦る日々ですが、
ファニプロに転職できてよかったな〜と、今のところは思っています。
実は私、前職は都内でもなくWEB業界でもない、
とある建材会社で人事総務の仕事をしていました。
その会社では新卒で総合職として入社し、
本社の人事課に配属され、約2年半働きましたが、
社風や周りの人の働き方に違和感を覚え、退職という決断をしてしまいました。
■将来自分が幸せでいる想像ができるか
2年半で退職した前職ですが、転職を考えだしたのは、
実は入社して半年も経たない頃でした。
言葉ではうまく説明できないのですが、
「この会社にいて将来自分が幸せになっている想像ができない…」
という直感というか違和感のようなもので、
よくある「もう無理!こんな会社辞めてやる!」という
強い感情はありませんでした。
最初から辞めようと思って入社はしないわけで、
新卒で入社した以上できれば長く勤めたい気持ちがあった私は、
自分のこの違和感はどこから来るのか、本当は何をしたいのか、
そんなことを考えながら仕事を続けていました。
■自分にとって働く意味とは
違和感を覚えたまま仕事をしていて行き着いたのが、
「自分は何のために働くのか」という根本的な問いでした。
仕事観は人によって様々で、
「プライベートと仕事を完全に分けたい」「お金のために働く」
「趣味を仕事にしたい」「大企業で働くことに価値を感じる」
「ルーティン作業をこなし続けることが好き」
などなど、いると思います。
多種多様な仕事観がある中で、
いったい自分は何のために仕事をしているのだろうと考えたときに、
自分にとって働くことは
「自分も相手もバランスよく幸せにできること」であってほしい、
と思いました。
「相手」というのは自分以外の全てで、
お客様はもちろん、仕入先や、(自分の働いている)会社、ともに働くスタッフ、家族のことです。
自分のためだけではないしお客様のためだけでもない、
もちろん会社のためだけに働くのでもいけない、ということです。
「自分」の幸せだけを優先するなら、
やりたい仕事しかやらないし苦手なお客様からの問い合わせには対応しないかもしれません。
そうなると同僚に負担がかかるし会社の信用はなくなります。
「お客様」だけを優先させるなら、
プライベートなんて関係なしに24時間対応するべきだし、
そうなると自分や家族の生活は成り立たなくなります。
前職で感じていた違和感の正体は、
こういったバランスが崩れていることへのストレス、でした。
■仕事に求めること1「柔軟な社風」
前職では、会社が存続しなければ社員を守れないと、
目先の経費削減ばかりに力を入れ、人手が足りていないにも関わらず、
人件費はないものとみなし細かい業務が多すぎること、
つまり「会社」に大きく比重が置かれていることで、
周りの誰もやりがいを感じたり幸せそうに働いていたりしていなかったのが、
(※あくまで私個人の価値観です)
私にとってはとても窮屈でつらいことでした。
もちろん効率よく業務ができるようにやり方を改善したり、
上司に「この業務は不要ではないか」と相談したりもしましたが、
「横着するな」「万が一の時に必要だ」「意味のない業務はやらせていない」、
そんな言葉でまともに取り合ってはもらえませんでした。
それなりに歴史が長く、拠点や従業員も多く、
長年財務状況の良いことが会社のウリだったので、
これまでの慣習や形式を重要視するという社風が、変わる気配はありませんでした。
仕事で「自分も相手もバランスよく幸せにできること」がしたい私にとって、
誰もが「会社」優先(そのことに半ば諦めているよう)で
「自分」を大事にしようとしていない人ばかりの環境に
疑問を感じてしまったのです。
(※繰り返しになりますが、あくまで私個人の価値観です)
自分のことも大事にできる、大事にしていいんだと思える、
そんな意見の言いやすい、自由度の高い、
柔軟な社風のもとで働けたらなあ、
そう思うようになりました。
■仕事に求めること2「クリエイティブに関わる/働き方を考える」
前職で仕事をしている時、
プライベートの時間は一切仕事のことなんて頭をよぎらなかったし
(目を閉じるとまぶたの裏に上司の顔が浮かぶことはあっても)、
プライベートでの興味が仕事で活かされる場面はほとんどありませんでした。
その中でも、好きなことが仕事でも活かされるんだなと初めて思ったのは、
入社1年目で任された新卒採用パンフレットの企画・作成でした。
もともと大学時代、イベント企画運営サークルに所属していて、
学園祭や地域でのイベントのフライヤーや動画制作をしていたので、
これなら入社間もない自分でも役に立てるかも、ぜひやってみたい、と思いました。
最終的なデザインは外部の印刷会社さんに入ってもらいましたが、
大まかなレイアウトや写真・文章などの素材は社内で用意することになり、
社長や先輩社員の写真撮影や、文章を考える、ということは主に私が担当していました。
大学時代のサークルは “報酬がない=責任がない” から楽しめていたんだ、
と思い込んでいた私は、
採用パンフレットの仕事をしながら
「責任が伴ってもやっぱり楽しいな、こういう仕事に関わっていたい」
と思うようになりました。
それに、もともとデザインやアートに興味があった私は、
休日に映画館や美術館に行ったりカメラを触ったり、
出かけた先でよくわからない置物に惹かれては買って部屋に飾ってみたり、
ということをよくしていました。
プライベートも仕事も自分の人生なのに、
分けて考えるという考え方に私は違和感を持っていたので、
そういう芸術的なものに対する興味とかが仕事に対しても持てたらいいな、
プライベートの時間に考えていても苦にならないような仕事がしたいな、
と思っていました。
一方で、人事や採用の仕事自体は嫌いではありませんでした。
むしろ好きだったと思います。
業務のやり方の提案がしづらかったり、
無駄じゃないかと思うようなことばかりやらなくてはいけなかったりという
社風による窮屈さはありましたが、
経営層に近いところで会社の全体が見えたり、
新卒・中途採用の応募者と話をしたり、退職者の理由を聞いたりすることは興味深く、
もっと色々な会社のことが知りたい、
人の仕事観が知りたい、
色々な働き方が知りたい、
と思いました。
また、せっかく2年以上人事を続けたのだから、
できることならこの経験を少しでも活かせる仕事がしたいなと考えていました。
そんな思いで転職活動を始める私ですが、
【前編】はここまでです。
長々と前職に対する思いを書いてきましたが、
あくまで、私個人の価値観による考えです…!
さて、次回の【後編】では、転職活動をはじめた私が
どのようにしてファニプロと出会い、入社まで至ったのか。
入社3ヶ月目の心境とともに、お届けします。
では。
ファニプロ
吉澤
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