弊社は採用サイト制作に関するお問い合わせを多くいただきますが、「採用サイト制作の費用相場がわからない」「費用の違いは何によって決まるのか」といった採用担当者の声を多く耳にします。
今回は、採用サイトの制作を検討している企業の採用担当者へ向けて、「採用サイトの費用の算出方法」「採用サイト制作の費用相場」「コストパフォーマンスの高い採用サイトをつくる方法」について紹介します。
目次
採用サイト制作の費用はどんな要素によって決まる?
制作会社に依頼する場合、採用サイト制作の費用の考え方として、主に6つの要素があります。ここではそれぞれの要素について説明します。
1 | ページ数 |
2 | 取材撮影の日数 |
3 | ライティング(原稿作成) |
4 | 演出内容(コピー、デザイン、アニメーション) |
5 | CMSの導入 |
6 | コンサルティングの有無 |
1. ページ数
制作するページ数が多い場合、少ないページ数の採用サイトに比べ、デザインやコーディング(Webブラウザ上で動作する状態にする作業)、ディレクションの作業工数が増えることにつながります。
特に、ページごとに異なるレイアウトとなる場合、それぞれのページを1から制作する必要があるため、ページ単位でデザイン費やコーディング費が発生します。
Tips:なお、1ページに含む文字数は2000字程度を上限とする場合が多く、文字数やコンテンツの種類が多い場合、複数ページ分の料金になることが一般的です。
2. 取材撮影の日数
社員インタビューのページを制作する際に、社員の写真撮影と社員へのインタビューを行います。取材撮影は現地への移動なども含むため、基本的には1日単位で費用が追加されます。
一般的に写真撮影と取材をあわせて1名あたり1時間30分程度かかります。5名以上の取材撮影を検討している場合は、日数が増える分費用も増えると考えたほうがよいでしょう。
Tips:写真撮影は、社員インタビューのページだけではなく、メインビジュアルや人事担当者、その他、仕事紹介ページなど、様々なページで必要な場合があります。
3. ライティング(原稿作成)
採用サイト内の文章をクライアント側から支給するか、制作会社側で作成するかによって費用は変わります。また、ライティング(原稿作成)が必要なページ数や範囲によっても金額は変わってきます。
原稿をクライアント側から支給する場合、外注費はかからないものの、原稿作成の手間などの時間的コストがかかったり、プロのライターではない分、会社の魅力を客観的な目線で訴求できなかったりする可能性があることに注意しましょう。
4. 演出内容(コピー、デザイン、アニメーション)
採用サイトのコンセプトを表現するコピーを印象的に取り入れたり、凝ったデザインやアニメーション(動き)を付ける場合は、シンプルな採用サイトと比べデザイン費やコーディング費などの費用がかかります。
5. CMSの導入
CMS(コンテンツマネジメントシステム)を導入する場合、CMS化するページ数や範囲が増えるほど費用がかかります。ただ、主に中途採用サイトで、募集要項などを頻繁に更新するといった場合には、都度制作会社へ修正依頼をするよりも、自分で文言修正や画像差替えをすることでコストを抑えることができます。
Tips:全ページにCMSを導入し、自分たちで運用しようとした場合、制作時に想定されていない変更によって表示崩れが発生したりすることもあります。はじめから運用方法を十分に検討した上で導入するページを絞られた方がおススメです。
6. コンサルティングの有無
求める人材に対して「何を」「どのように」伝えるかを考え、適切なコンテンツやデザインを落とし込んでつくる場合、ただ流し込むだけの採用サイト制作ツールに比べ、費用が高くなります。
コンサルティングを含まない低価格のサイト制作ツールもありますが、費用対効果を考えるうえでは、採用戦略の上流から対応可能な制作会社への依頼がおすすめです。
Tips:制作会社にはそれぞれ得意分野があります。コンサルティングまで依頼する場合は、ただ作れるだけではなく、採用サイトにおいて十分な実績があるのかなどを、打合せやHP等から情報収集しておきましょう。
採用サイト制作費用の相場は?
採用サイト制作の費用について、サイトの種類別に料金相場を紹介します。
採用サイトの種類 | 料金相場(※) |
---|---|
【取材撮影なし/10ページ以内】の採用サイトの場合 | 100万円~150万円程度 |
【取材撮影1日/10ページ以内】の採用サイトの場合 ※1~4名の社員紹介ページを含む | 150万円~200万円程度 |
【取材撮影2日/15ページ以内】の採用サイトの場合 ※5~8名の社員紹介ページを含む | 200万円~300万円程度 |
【取材撮影3日/20ページ以内】の採用サイトの場合 ※9~12名の社員紹介ページを含む | 300万円~400万円程度 |
(※)いずれもコンサルティング(求める人物像や採用課題の整理~採用コンセプト設定)を含む場合の料金相場となります。
【取材撮影なし/10ページ以内】の採用サイトの場合
【取材撮影なし/10ページ以内】の料金相場:100万円~150万円程度
10ページ程度の取材撮影なしの採用サイトを制作会社へ依頼する場合、一般的な料金相場は100万円~150万円程度です。写真撮影や原稿作成を社内で行える環境があったり、専門の部署があったりなど、社内で素材を用意でき、デザインのみを外注するといったケースです。
【取材撮影1日/10ページ以内】の採用サイトの場合
【取材撮影1日/10ページ以内】の料金相場:150万円~200万円程度
少人数の社員の取材撮影を含む、10ページ以内の採用サイトを制作会社へ依頼する場合、一般的な料金相場は150万円~200万円程度です。中小企業や、採用予定人数があまり多くない企業の採用サイトに最適です。
もしデザインをゼロからつくることにこだわらない場合、弊社では予算100万円以下でも制作可能な、採用サイト制作パッケージをご用意しております。
【取材撮影2日/15ページ以内】の採用サイトの場合
【取材撮影2日/15ページ以内】の料金相場:200万円~300万円程度
5名~8名の社員の取材撮影を含む、15ページ以内の採用サイトを制作会社へ依頼する場合、一般的な料金相場は200万円~300万円程度です。取材撮影が2日ある場合は、社員インタビューだけでなく、座談会ページやプロジェクトストーリーのページなど、複数パターンの取材撮影にも対応可能です。
【取材撮影3日/20ページ以内】の採用サイトの場合
【取材撮影3日/20ページ以内】の料金相場:300万円~400万円程度
9名~12名の社員の取材撮影を含む、20ページ以内の採用サイトを制作会社へ依頼する場合、一般的な料金相場は300万円~400万円程度です。募集する職種や部署の数が比較的多い場合の料金相場となります。また拠点が多い企業の場合、2日間は本社で、残り1日は地方の支店へ移動し取材撮影をする、といったことも可能です。
予算を抑えながら、より良い採用サイトを作る方法
ここまで、一般的なオーダーメイドの採用サイト制作の料金相場を紹介しましたが、特に中小企業の場合、「効果的な採用サイトはつくりたいけど、そこまでの予算が確保できない」という場合もあるでしょう。
採用サイトは内製や低価格なサービスを使って制作することもできますが、手間がかかったり、会社の魅力が十分に伝わらないデザインやコンテンツになってしまったりすることもあります。
そこでおすすめなのが、弊社の採用サイト制作パッケージ「PAKETUNE」です。PAKETUNEは、セミオーダーメイド。ベースとなるデザインはあるものの、カスタマイズ性が高く自社らしさを表現でき、オーダーメイドの採用サイト制作の約1/2の価格(当社比)で制作が可能です。
もちろん、既存フォーマットに流し込むだけではなく、お客様へのヒアリングから、求める人材に対して「何を」「どのように」伝えるかを考え、適切なコンテンツやデザインをお客様と相談しながら決めていきます。
採用サイトの相場・料金 まとめ
採用サイトの費用は、主に6つの要素で決定されます。
1 | ページ数 |
2 | 取材撮影の日数 |
3 | ライティング(原稿作成) |
4 | 演出内容(コピー、デザイン、アニメーション) |
5 | CMSの導入 |
6 | コンサルティングの有無 |
オーダーメイドの採用サイトの費用は、取材撮影を含むと最低150万円程度必要となります。
採用サイトの種類 | 料金相場(※) |
---|---|
【取材撮影なし/10ページ以内】の採用サイトの場合 | 100万円~150万円程度 |
【取材撮影1日/10ページ以内】の採用サイトの場合 ※1~4名の社員紹介ページを含む | 150万円~200万円程度 |
【取材撮影2日/15ページ以内】の採用サイトの場合 ※5~8名の社員紹介ページを含む | 200万円~300万円程度 |
【取材撮影3日/20ページ以内】の採用サイトの場合 ※9~12名の社員紹介ページを含む | 300万円~400万円程度 |
中小企業向けに、予算を抑えつつコストパフォーマンスの高い採用サイト制作パッケージもあります。
ぜひ採用サイト制作を検討するうえでの参考にしてみてください。