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《新卒採用》就活開始時点における企業選びのこだわり ー HACKTS Labs Report Vol.1-2

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みなさま、おはようございます。こんにちは。こんばんは。最近は、暑かったり涼しかったりが頻繁に入れ替わる時期になりましたね。みなさまはどうか、お体をご自愛ください。

 

さて、知る人ぞ知るファニプロ第三のブランド『HACKTS』。ユニークな採用サイトのコンセプト企画、求職者に訴求するキャッチコピーや採用広報に役立つコンテンツの制作、それらに関わるコンサルティング(相談相手にもなりますよ)…と、さまざまな形で企業・求職者双方の『採用成功』を実現できるように日々動いております。

 

その一環として動き出した、新卒採用を考えるチーム『HACKTS Labs』。その活動として、先日第一弾としてアップしたレポート『《新卒採用》就活開始時点における企業選びのこだわり ー HACKTS Labs Report Vol.1』の続編(Vol.1/全3回のうち2回目)をアップします。

 

【HACKTSメンバー】

HACKTS1号。
ファニプロ代表でクリエイティブディレクター。

HACKTS2号。
ライターおよび編集/企画の人。

 

少しでも、みなさんのお役に立てたら幸いです。

 

【前回のレポートはこちらから⇒】 https://www.funnypro.net/blog/hackts-labs/4125

 

【おさらい】今回の調査テーマ《新卒学生/企業選びのこだわり》

 

HACKTS Labs Report Vol.1は、新卒ナビサイト『キャリタス』を運営する株式会社ディスコが2021年に実施した「11月後半時点の意識調査」を考察。調査の対象は、2023年4月に新卒入社する大学生(当時大学3年生)です。

 

<分析する調査の概要>
キャリタス就活2023 学生モニター調査結果(2021年12月発行)
2023年卒 Vol.02「11月後半時点の就職意識調査」内「3.企業選びのこだわり度合い」

 

◆回答者数:1124人
うち、文系男子389人・文系女子313人・理系男子284人・理系女子138人
※調査では、各項目において「強くこだわる」「ややこだわる」「どちらとも言えない」「あまりこだわらない」「まったくこだわらない」の5段階から1つを選択して回答。

 

HACKTSメンバーの考察2『不確実な今が映す、リアル志向?

テーマ【2】
不確実な今が映す、リアル志向?
HACKTS2号・庄子のパッと見ワンポイント
「給与・待遇」のうち「強くこだわる」が35.1%、「勤務地」のうち「強くこだわる」が32.4%となり、2021年度の調査より5%以上増加しました。

<給与・待遇>こだわる 86.4%
・強くこだわる 35.1%(前年比+5.5%)
・ややこだわる 51.3%(前年比-2.8%)

<勤務地>こだわる 68.6%
・強くこだわる 32.4%(前年比+5.2%)
・ややこだわる 36.2%(前年比+3.7%)

「給与・待遇」をこだわる方が多いのは当然とも言えますが、何かと変化の大きな時代のもとで先が見えずに安定を求める姿勢がより濃く表れているのかなと感じました。その一方では「強くこだわる」よりも「ややこだわる」の数字がかなり高く、「できるなら好条件だと嬉しい」というレベル感なのかな?とも推察できます。

「勤務地」をこだわる方が増えた理由については『転勤のあり・なし』『U/Iターン志向』『リモート/テレワーク希望』あたりが考えられますが、実際にはどう考えているのか気になるところです。いつか、直接学生さんと話す機会が作れたらと思います…!

 

給与や勤務地は、言わば“条件”の要素です。こうした要素が前年から数字を伸ばしているとなると、やはり安定志向が強まっているのかなと感じます。

求職者目線で考えると、やりがいなどの理想よりも現実を見据えているというか。自分が持つ価値観や、望んでいるライフスタイルを大切にしたいのかもしれません。

  

なるほど。そう言えば、先日とあるお菓子メーカーの人事担当者に会ったのだけど…嘆いていたね。

その企業は転勤が多いから、就活中の学生にとってはやはりネックになっていると。なかなか応募が来ないみたい。たとえ入社しても、いざ転勤となったときには「辞めます」と言われるそうで。

 

庄子:おお…しんどいですね。会社は一つのチームですから、メンバーすべての価値観を充たすことは難しい。裏を返せば、そのチームにフィットする価値観を持つ学生さんや、柔軟に物事を考えられる学生さんをどう迎えていくかが大切だと思います。

 

例えば、転勤となった場合でも「全然良いですよ、いろんな場所に行けるのは楽しいです」と考える人だっていると思いますし。そういう人と、どう接点をつくるかが大切なのかなと。

 

山川:僕自身の話にはなるけれど、転勤を想像しただけでワクワクしていた。転勤を望まない、ということは「あちこち行って楽しい」ということを想像しないんだよね。顔なじみの仲間がいる場所で、少しずつ実績を積み重ねていくような。そんな安心できる環境で働きたいという思いがあるのかも

 

庄子:それはあるかもしれません。でも、わかるんですよね。当時の自分は「東京に出て働こう」「いや、地元の仙台で働いたほうがいいか」という気持ちで揺れ動いていました。 

 

仙台に残らなければいけない事情はあったんですが、住み慣れた環境が変わる不安も正直あって。今では「仙台と東京は近いなあ」って思うし、チャレンジすれば良かったなって思うんですが。

 

山川:なるほど。地域性もあるのかな。確かに、社会に出てから理解できることも多々あるしね。でも、そのうえで僕は就活中の学生さんにひとつ伝えたくて。

 

庄子:おお。突然なんですか。笑

 

山川:一歩踏み出してチャレンジしなければ、良い給料は得られないよって。経営者がそれなりのお金をなぜ得られるかって、リスクをとりまくっているからだもの。変な話。笑

 

庄子:まあ、言ってしまえば…リスクしかないですからね。笑

 

山川:そう。笑 若くして一見楽しそうに稼いでいるように見える人も、やっぱりチャレンジはしている。例えばYouTuberだって、寝る時間を惜しむのか、バイトする時間を惜しんでいるのかはわからないけれど、試行錯誤し続けてようやく日の目が当たるんだと思うし。

 

庄子:そうですね。YouTuberは、なんと言うか…猛獣がうごめく大草原を軽装で歩いているようなイメージです。伝わりますかね?苦笑 売れたら売れたで、その後もリスクがいっぱいあるでしょうし。

 

山川:どうだろう。笑 ふと思ったのだけど、庄子さんは「求職者が現実を見据えている」と話してくれたじゃない? いわゆる労働者にとってはそうなのだと思うけれど、いち中小企業の経営者から見たら「それは現実より、理想だな」と思う。

 

庄子:おお。面白いですね。

 

山川:自分が思う安定を得て、落ち着いたペースで働きたい。その思いは理解できるんだよね。でも、営利企業として利益を得ようとなると、実力のある人や、魅力的なチームが必要になる。

 

でも、採用難易度が高い今は簡単に実力ある人を雇えない。となれば、時には我慢しなければならないこともあるけれど、今いるメンバーみんなで助け合い励まし合って進まなければいけないというのが現状で。

 

もっとも、知恵を絞って難局をどう乗り切っていくかを考え、舵取りをするのが経営者の役割なのだけどね。笑

 

庄子:そうですね。実際問題、それはあると思います。何だろう。経営者と求職者の歩み寄りが必要ですよね。変化するスピードが激しい時代になり、価値観や考え方を含めいろいろなことが変わってきているので。

 

経営者と労働者が同じ方向を見てチャレンジできる、そんな良いチームをどう作っていくかが大切だなって思いました。

  

 

 

 

 

 

 

 

HACKTS Labs Report Vol.1、3記事のうち今回は2記事目をお送りしました。次回は、考察とまとめをお話しします!引き続き、よろしくお願いいたします。

 

それでは、また。

 

<引用>
キャリタス就活2023 学生モニター調査結果(2021年12月発行)
2023年卒 Vol.02「11月後半時点の就職意識調査」内「3.企業選びのこだわり度合い」
https://www.disc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/12/202111_gakuseichosa_kakuho.pdf

 

カテゴリー:HACKTS Labs

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